あきらめられない思い
2015年を迎えて早20日も経ってしまいました。
今年も何卒よろしくお願い致します。
昨年は義父の看病などで、コンサートの出演など見送らせた事が多い一年でしたが、今年は演奏活動などにも復帰したいと抱負を抱えています。
私事ですが、ピアノを教えるお仕事をさせて頂いて今年で10年になります(ブランクの期間もありますが)。
節目の10年を迎えて「なぜ自分はピアノを弾き続け教え続けたいと思うのだろう」と、ふと振り返ることがありました。
色々それらしい理由を考えてみたのですが、一言でいうなら「あきらめることがイヤだから」に尽きます。
音楽と向き合うというのは正直、非常にしんどいときもあります。
これはあくまで私の場合なのですが、素晴らしい曲、理想の演奏に出会ってしまったときには、とてつもない“ときめき”を感じるのですが、いざ自分がその曲を弾いてみると、とてつもない劣等感に打ちのめされ、自分の稚拙さを噛みしめることがしばしばです。
でも、あきらめたくない、何とか理想に近づきたい、自分で自分らしい演奏をしたい…そんな募る思いで、いつも音楽に向き合っています。
同じように「弾きたい!」と願う生徒さんたちが、そばにいて下さることは私にとって、とても励みになり、エネルギーを分かち合うこともできます。
当たり前のことですが、自分が弾き続けることと、教えることを同時に続けていくなら相乗効果があるのだと、改めて感じます。
あきらめないで、コツコツと。生徒さんと一緒に、今年も1つでも、ときめく音楽に取り組んでいきたいと思っています。